私の政策

都政の「公平性」と「透明性」。これは昨年亡くなられた元稲城市長の石川良一都議が一貫して訴え続けた政策と政治の骨格です。訴えの背景には、主権者たる市民を「みんなが原点」と捉え、市民の声に真摯に応える姿勢がありました。

私は、この姿勢を石川良一都議の遺志として継承します。

 自民党旧安倍派による政治資金パーティーに端を発した裏金事件は、自民党東京都連にまで深く根を張っていることが判明しました。しかし、その真相はいまだ闇の中です。裏金問題を徹底的に追求し、都政と都議会の透明性を実現します。

みんなが原点② 

 多摩ニュータウンは1965年に都市計画が決定されて以来、今年60年の「還暦」を迎えました。開発された街は現在、住民の高齢化が進んでいます。空き部屋、公園、歩道などのリノベーションを図るなどして、住む人にとって快適な「美しい街」として再生し、街に活気を取り戻す必要があります。そこで市民、地元企業、地元大学、などと協同で政策集団「美しい街づくり委員会」を立ち上げ、「多摩ニュータウン再生計画」をまとめ、東京都に提案します。

多摩ニュータウンの南側を東西に伸びる南多摩尾根幹線道路は、多摩ニュータウン開発とほぼ同時に始まりましたが、往復4車線を目指した道路建設はいまだ2車線のままです。一部区間で4車線化に向けての工事は始まったばかりです。全線4車線化の早期実現に取り組んでいきます。

みんなが原点③ 

 稲城、多摩両市を走る路線バスは近年、大幅に減便され、市民の足が奪われています。交付金増額と伴に自動運転バスなどを活用した都営バスの運行を両市まで拡大することを都政に提言し、市民の足である公共交通機関の拡充を実現します。

みんなが原点④

 多摩稲城地区は、東京を東西に貫く多摩川と多摩丘陵に挟まれて位置し、まだ多くの自然「里山」を残しています。生活に潤いと安らぎを与える美しい自然と景観は、子々孫々に残すべき私たちの大切な財産です。この豊かな自然を保全しながら、ソーラハウスなど再生可能エネルギーを活用した脱炭素社会のモデル都市を創出します。

みんなが原点⑤

 多摩にある日医大病院の移転、建て替え問題は今、資材高騰、などで暗礁に乗り上げております。まず、この物価高の対策費を都政から国に求めて参ります。

 この病院は、多摩ニュータウンの人口増加に伴うインフラ整備の中、地域医療を支える病院として東京都からの要望により開院しました。そこで都にも財政支援を強く求め、移転、建て替え問題を今後、多摩市、日医大の協議を再開させ、東京都も入り三者での協議を継続していけるよう対策を講じます。

私の提案!

 稲城、多摩両市にまたがる約200㌶の米軍多摩サービス補助施設(旧陸軍多摩火工廠)はゴルフ場、馬場、キャンプ場などを備えています。戦後80年を迎えた今、米国側が一方的に広大な土地を占領する状態から脱却する時期に来ています。そのためにまず、東京都と連携し、国に働きかけ、対等で公平な同施設の完全共同利用を目指します。具体的には都と両市、両市の市民、企業と米側で協同事業体を立ち上げます。同事業体は施設内の森林資源を残しながら、市民の健康増進に寄与するだけでなく、文化、芸術、スポーツを通した国際交流の拠点とします。